体重や体脂肪を落としたり、筋力や柔軟性を満遍なく高めるだけでは、ボディラインは大きく変化することはありません。重要なのは「運動制御」です。日常生活においても局所的な筋肉が過剰に機能すればボディラインも自然と崩れます。運動制御のコントロールの上達がボディラインを大きく変化させます。
美しいボディラインになるためのアプローチポイント

くびれ
胸郭から骨盤を中心に、多種多様な刺激を入れることで、日常生活でも腹筋が機能し、くびれも促します。

背中・二の腕
胸郭や肩甲骨の機能性を最適化させることで効果的に背中や二の腕を鍛える。

ヒップアップ
太もも、腰背部の過度な緊張を抑制し、股関節深層筋を活性化させ、美しいヒップラインをつくります。
アプローチの具体例
くびれ
逆腹式呼吸
胸郭の拡張を目的に呼吸筋の活性化、呼吸補助筋のリラクゼーションに伴い、身体がリラックスしやすくなります。

ローオブリークツイスト
骨盤を安定させながら脊柱の分節・回旋運動と呼吸を連動させることで、くびれに必要な内腹斜筋、腹横筋を活性化します。

リバーストランクツイスト
胸郭を安定させながら最適な回旋負荷をかけることで日常でも腹筋群が機能する状態を目指します。
その他のアプローチ例

背中・二の腕
- 胸椎の伸展制限による肩甲骨周囲筋群の機能低下を起こし、背中タルみや腕の過剰な筋肥大を避けるために胸椎回旋・側屈の活性化をメインとしたプログラムを優先的におこないます。
- 前鋸筋や僧帽筋下部などの胸郭と肩甲骨を安定させる筋群の活性化し、広背筋や上腕三頭筋を最適負荷でトレーニングすることでメリハリのある背中と二の腕を目指します。

ヒップアップ
- 歩行時にも必要な股関節の内旋、内転筋群を活性化をメインに適切な運動および重心制御のコントロールや、股関節伸展可動域を獲得することで、過剰に太くなった前腿やふくらはぎの筋肉がトレーニングする際に使用しづらくします。
- 前腿やふくらはぎが使いにくい動作を獲得した上で、表層筋である大臀筋を最適負荷でトレーニングすることでヒップ全体のボリュームアップを目指します。