マルアライメント(骨格の崩れ)があることで、あらゆる障害リスクを大幅に増大させると同時に、外見にも大きく影響します。正しい関節位置での自動運動をおこなうことで、関節可動域の向上や不安定性の改善、歪みのない関節アライメントを目指します。
関節のリアライメントのアプローチポイント

癒着の除去
皮下脂肪と筋肉間での滑走性低下によるファシア(組織膜)の癒着を最適な牽引刺激で即自的に粘性を軽減。

軟部組織の伸張
筋肉や靭帯、皮膚などの軟部組織をメインに個別に伸張し、最短距離での柔軟性向上を目指します。

関節の自動運動
正しい関節位置での特に深層筋の自動運動による関節可動域の向上、動作の不安定性の除去、歪みを改善。
アプローチの具体例
軟部組織の伸張
IDストレッチ
過剰に緊張した筋肉のみに持続的伸張を加えることで、効率的なPROM(他動的可動域)の獲得を目指す。

PNFストレッチ
筋紡錘とゴルジ腱器官の抑制反射を利用し、IDストレッチより緊張した筋肉を抑制させる。

ASTR
過剰に緊張した筋肉へ直接的な圧や伸張、自動運動を同時にすることで末梢神経の滑走性や本来の筋機能向上を狙う。
その他のアプローチ例

癒着の除去
- 癒着の原因は、運動不足、過度な運動および反復動作、筋バランス、持続的な筋収縮、筋損傷、栄養不足、代謝低下、交感神経の過活性など多岐にわたる為、包括的な分析、評価をおこないます。
- 自律神経や栄養状態など内面的視点から、皮下脂肪と筋肉間での滑走性低下によるファシア(組織膜)の癒着を最適な牽引刺激といった物理的視点による包括的アプローチで即自的に癒着の除去を実現。

関節の自動運動
- ファシアの癒着の除去、軟部組織の個別伸張による関節の適正位置、PROM(他動的可動域)の獲得後、股関節深層筋やローテーターカフ(肩関節深層筋)といったインナーマッスルを鍛えることで、AROM(自動的可動域)の獲得を目指します。
- マッサージ、ストレッチ店ではPROMをメインとしたアプローチであり、AROMの獲得しなければすぐに元に戻ります。